教えて!Q&A

テーブルクロスを撥水加工するメリットと注意点を教えてください。

●撥水加工のメリット

撥水加工をするメリットは【水だけでなくワイン、ジュースや油、調味料をも弾く】、これに尽きます。
水をこぼしてしまっても、サッと拭きとるだけでいいので、お手入れが非常に楽。

ワイン、ジュースや油、調味料は、ふつう繊維内に浸み込んでしまい、シミや汚れとなって跡が残ります。しかし撥水加工を施すと、サッと拭き取るだけで汚れが取れるため、シミになりません。

ですので、食物や飲料を取り扱う物産展などの他、油を扱うような工業系展示会で使うテーブルクロスに重宝されています。

動画を是非ご覧ください。
撥水加工したテーブルクロスはどれくらい水や汚れを弾くのか?!ご確認いただけます。

 

●撥水加工時の注意点

撥水加工をする上での注意点を5つ、ご案内させていただきます。

①撥水効果には期限がある
一つ目は、汚れたりして洗濯をすると、目には見えませんが撥水の被膜がひび割れてきて、そこから液体等が入り込んでしまい、撥水効果がなくなってしまいます。

ただし、アイロンをかけて頂くと元通りになり、再び撥水効果が復活しますのでご安心ください。20〜30回くらいまでなら洗濯、アイロンを繰り返しても大丈夫です。

②防炎加工ができない
残念ながら、防炎加工と撥水加工の両方は出来ません。いずれの場合も、印刷した生地の上から特殊なコーティングを施すからです。恐れ入りますが、どちらか一方でお考えください。

③納期が余分に掛かる
撥水加工は、余分に1週間お時間がかかります。納期には十分な余裕を持ってご注文ください。

④生地が限られる
撥水加工が出来る生地は、バンテンのみです。残念ながら、ポンジ・スエード・トロマットは撥水加工が出来ません。

尚、ターポリンはビニール素材のため、元々撥水効果があります。

⑤服が汚れてしまう
撥水加工によって吸水せず弾くことになれば、それに気付かず服等が汚れてしまうということも考えられます。

もし撥水加工しなければ、テーブルクロスが水分を吸ってくれて、そのリスクはより少ないかも知れません。

そういった場合に備えて、結婚式の披露宴会場のテーブルなどでは、撥水加工したテーブルクロスのその上に、更に吸水性のシートを置いたりしているところもございます。

以上が、注意点です。ご参考になさってください。



なお、撥水加工のやり方としては一般的に、撥水の溶剤の中に漬け込む方法と、直接スプレーする方法の二通りありますが、当店のやり方は前者です。

スプレー式だと、どうしてもムラになってしまうからです。撥水剤に漬け込んだ後、170度の高温処理して撥水層を作る方法をとっています。

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