教えて!Q&A
ハトメ加工と上下袋加工は、それぞれどんな場合にお勧めですか?
垂れ幕・横断幕は、設置する場所に合わせてハトメ加工か上下袋加工かをお選びいただけます。
そもそもハトメ加工とは
ハトメ(鳩目)とは、布地や皮革、キャンバス、紙などの素材に穴をあけて、取り付けるために使用される小さな金具(リング)のことで、横断幕に穴を空け、リングで補強することをハトメ加工と言います。 そうすることで、横断幕に紐を通して、フェンスや柵に括り付けやすくなります。
一般的なハトメの材質は、真鍮やスチール、アルミニウムです。当社では真鍮のハトメ(内径8/10mm)を標準で使っています。他にもいくつか種類がありますので、詳しくは以下のQ&Aをご覧ください。
ハトメ加工と袋加工はどちらを選ぶべきか
ここでは、それぞれの加工が、どのような場所に設置する時にお勧めかをご説明します。
下の写真のように設置する場所が金網状のフェンスで、横断幕の全周をしっかりと括りつけることができる場合は、周囲ハトメ加工がお勧めです。
弊社のハトメ加工は標準で500mmピッチですが、風が強いところでもっと細かく括りつけたい、逆にもう少し粗くてもいいという場合は、自由にハトメのピッチを変えることができます。必要な数が分からない場合は、その旨を記載いただければ、最適な数でご提案します。
建築現場の足場に付ける養生幕(現場シートとも言います)は単管に括りつけるので、ハトメ加工一択です。一般的に、足場となる単管と単管の間は900mmが多いので、ハトメは450mmピッチが標準です。
体育館内で2階の手すりに括りつけて掲示する応援用の横断幕もハトメ加工がお勧めです。
このような使い方なら上辺のみでも十分ですが、フェンスに張る場面も想定されるなら、周囲にハトメ加工を施しておきましょう。左右と下辺の紐を外しておけば、そこまで目立ちませんので、ご安心ください。
一方で、場所によっては幕の全周をハトメで括れないロケーションもあるでしょう。
例えば、下の写真は四隅を括っているだけです。このように四隅しか括れない状況だとどうしてもピ〜ンと張ることができず弛んでしまい、綺麗に掲示することが出来ません。※1m以内に収まる小さなサイズであれば、問題ないでしょう。
これでは美観上も美しくはないですし、もし文字が読みづらければ、看板として意味がなくなってしまいます。
上下袋加工はそんなときにお勧めの方法です。
中にパイプを通せば、たとえ四隅だけしか括れなくとも横断幕をぴんとした形で貼ることができるからです。
上下袋加工は、飲食店の店頭など、設置する場所が壁面で、周囲をハトメのところで括りつけることが出来無い場合によくとる方法です。
但し、袋加工にしても、棒の両端をどのように止めるかは、少し考えなけれないけないケースもあるかもしれません。
ご理解いただけましたでしょうか?
取り付ける場所の状態によって、周囲ハトメ加工がいいかそれとも上下袋加工がいいかご検討ください。尚、ハトメ加工か袋加工かによって、料金は変わりません。
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