教えて!Q&A

ハトメとは何ですか?横断幕に付ける目安の個数を教えてください。

ハトメ(鳩目)とは、布や紙に開けた穴がこれ以上広がらないよう補強する際に使う、環状の金具のことで、鳩の目のように見えることから、ハトメと呼ばれるようになったと言われています。
材質は金属・プラスチック・ゴムなど様々で、身近なところで言うと、スニーカー靴の紐を通す穴が分かりやすいのではないでしょうか。

布製品に穴を開けると、徐々に周辺の糸がほつれ、割けてきてしまいます。

次第に穴が大きくなると、横断幕が破れる原因になります。穴を補強し破れにくくし、少しでも長く使える状態を保つことが、横断幕にハトメをつける目的です。

ハトメと似た役割を持つ器具に"カシメ"があります。

ハトメとカシメは2つの凸凹を重ね合わせる点では同じですが、穴があるかないかが決定的な違いです。ハトメは穴の周りを補強するものなので、中央に穴が開いています。一方のカシメは、2つの部品を固定する器具なので、中央に穴がありません。身の回りでは、ランドセルやジーパンポケットの補強に使われています。

ハトメの素材はアルミやステンレス、真鍮があります。色も金や銀、黒と豊富で、片面から両面のものまで様々な種類があります。当社で横断幕に使用しているハトメは3種類です。順番に説明します。

・ポンジ/スエード/トロマット/帆布には
内径約8mm、外径約17mmのハトメを使用。※レザーについて
ポンジやスエード等の化繊は生地が薄いので、ハトメを表裏でしっかりと固定できません。レザーを挟むことで厚みをもたせ、頑丈に穴を補強しています。

・ターポリン/メッシュターポリン/遮光ターポリンには
内径約10mm、外径約19mmのハトメを使用。

・錆びにくいハトメを希望の方には
内径約10mm、外径約14mmのステンレスハトメもご用意しています。水場や屋外で使うので、錆びにくいものが良いという方にお勧めです。

世の中にはプラスチックで無色透明のハトメもあります。デザインの邪魔にならず良いのでは?とご質問をいただきますが、強衝撃に弱くすぐに割れてしまうので、あまりお勧めできません。もしどうしてもということであれば、別途お見積もりさせていただきます。

 

横断幕に付けるハトメの個数

当社の標準は500mmピッチです。もちろん自由に変えられますから、使用環境によって増やしたり減らしても構いません。

見た目的に数を減らしたい方も時折いますが、ハトメの間隔をあけすぎると、1個当たりの負荷が大きくなってしまうので、生地が痛む原因になってしまいます。目安としては1,000mmぐらいまでとお考えください。

横断幕のサイズ毎に、推奨するハトメの個数はこちらです。

 

ハトメの付け方

横断幕をご注文いただいた場合、無料でハトメ加工か袋加工か選べます。当社ではハトメ器具を使って以下の画像のようにハトメを取り付けています。

布(横断幕)は手元にあって、自分でハトメを付けたいと思っている方に向けて、ハトメの付け方を簡単に紹介します。

【使用する道具】
・穴あけ工具
・ハトメの手打ち工具

綺麗にハトメを取り付けるための手順は以下の通りです。

①穴あけ工具で、取り付けるハトメのサイズに合った穴を開ける。
※穴の大きさはハトメの内径と同じです

②打皿にハトメの傘を置く

③布の穴を通して、上からリングを乗せる

④上から真っ直ぐ打ち込む

⑤完成

 

最後に

横断幕をフェンスやポールに括りつけて設置する場合は、紐を通す穴が必要ですので、ハトメ加工がお勧めです。当社で横断幕をご注文いただいた際は、ハトメに紐を付けて出荷いたしますので、お手元に届いたらすぐに設置することができますよ。

記念撮影時に持って使ったり、腰巻としてテーブルに貼り付ける用途であれば、紐を通す穴は必要ありませんので、ハトメなしでも良いでしょう。

ハトメ/上下袋縫い加工ともに必要ない場合は、ご注文・お見積りフォームの仕上げ項目で【その他仕上げ】を選択いただき『ハトメ・上下袋縫い加工は不要』と記入ください。

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