剣道・柔道・空手で
人気のスローガン

三年生が引退し、いよいよ新チームが始動。不安と期待が入り交じる中で、今年の目標を考えているのではないでしょうか。

ただ、掲げるだけでは意味がありません。目標を達成するために、高いモチベーションを維持し、日々の練習に取り組んでいかなければなりません。

その為に重要な役割を担っているのが、スローガンです。

部室や道場に掲げ、日々目にするものですから、自分たちを鼓舞する、カッコいいスローガンを選びたいですよね？

しかし、

「知っている言葉だけでは選択肢が少ない」
「他校が使っているスローガンを参考にしたい」

と悩んでいる方も多いと思います。

そんなあなたのために、剣道・柔道・空手で実際に横断幕や旗に使われていたスローガンをご紹介していきます。

46個の中から、気に入ったスローガンをそのまま使ってもいいですし、自分たちに合ったものにアレンジしてもOK！大切なスローガン選びに、ぜひお役立てください！

四字熟語のスローガン

筆で書かれた四字熟語は、力強さや美しさがありますよね。

だからこそ、どのスポーツにも好んで使われますが、中でも剣道・柔道・空手のスローガンとして特に人気です。

四字熟語は、一つ一つに語源（ストーリー）が存在します。その意味を理解すると、より納得感もあり、部員たちの心に深く刻まれることでしょう。

飾らず、シンプルでカッコいい四字熟語は、剣道・柔道・空手のスローガンにぴったりです！

百戦錬磨（ひゃくせんれんま）数々の実践に臨んで、武芸が鍛えられている様子
百折不撓（ひゃくせつふとう）幾度失敗しようとも、困難にくじけずに挑戦すること
勇往邁進（ゆうおうまいしん）目標に向かって、脇目もふらず、ひたすらに前進すること
勇猛無比（ゆうもうむひ）比較できるものがいないほどに、勇敢で強いこと
一意専心（いちいせんしん）余計なことを考えずに、ただひたすら一つのことに心を注ぐ
堅忍不抜（けんにんふばつ）困難に耐え忍んで、心を動かさない（動かされない）の意
気魄一閃（きはくいっせん）剣道のような一撃で決まる勝負に使われる
至誠一貫（しせいいっかん） 1つの方針や態度を最後まで貫き通すさま
凛闘勝喜（りんとうしょうき）堂々と戦い、勝った先に真の喜びがあるということ
初志貫徹（しょしかんてつ）来る日も来る日も磨き続けた技で最後まで戦い抜くこと
盡己竢成（じんきしせい）とにもかくにも全力で事に当たれ、結果はその後についてくる
不撓不屈（ふとうふくつ）どんな困難な状況でも決してくじけずあきらめないこと
泰然自若（たいぜんじじゃく）落ち着いていてどんなことにも動じないさま
一念通天（いちねんつうてん）強い信念をもってたゆまず努力を続けていけば、必ず成し遂げられる
忠勇義烈（ちゅうゆうぎれつ）正義感があり、忠義に厚く勇敢なこと
成己益世己を成して世を益する。
立派に成るよう努力し、社会に尽くせる人間にならねばならない。
柔道の生みの親・嘉納治五郎の残した言葉

これらの言葉を使ったデザインサンプル

武士道の精神

剣道・柔道・空手は技術もさることながら、心を鍛えることが本質にあります。武道の根幹にある武士道精神では、相手を敬う気持ちが最も重要視されるからです。

戦国時代から、敗者は勝者を称賛し、勝者から敗者に向けては感謝と礼節を持って応対されてきました。

当たり前のように練習できる環境と高め合える相手がいることに感謝し、心も体も鍛えることが求められるのです。

武道の本質を見失わないよう、「心」という文字や「感謝」をスローガンに掲げるチームはとても多いです。

不動心
平常心
向上心
不動智
心技体
無心
闘心
健心
克己
感謝
至誠
礼節
自立
和
道
気

これらの言葉を使ったデザインサンプル

努力を積み重ねる

「塵も積もれば山となる」小さなことを積み重ねていけば、それが大きな成果に繋がるということわざです。

剣道・柔道・空手には、守破離という考え方が存在します。

「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

まずは、一つの技を徹底的に練習する。毎日続けていると、それが当たり前にできるようになり、やがて自分の型へと発展していくのです。

人よりも高い基準を設定し、コツコツと日々努力する。その先には、きっと大きな成果が待っています。