印刷方法
社旗や優勝旗などの旗製品や、横断幕、タペストリー、テーブルクロスなどの幕製品は、生地によって印刷方法が異なり、以下の3つの方法を使い分けています。また印刷方法によって洗濯などのメンテナンス方法も違いますので、併せてご参考になさって下さい。
印刷方法01
ダイレクト昇華印刷
現在、横断幕やタペストリー、バナー等では最も主流の印刷方法
- 印刷方法
- ポンジやトロマット、スエードなどの生地に直接インクジェットプリントした後、そのまま200℃の高熱をかけて定着させる印刷方法。
- 特徴
- 版を必要としないインクジェットプリントなので、色数を問わず写真や画像、グラデーション(濃淡)入りの幕製品が綺麗に、しかも1枚から比較的安価に製作出来ます。次に紹介する昇華転写捺染は一旦紙に転写しますが、ダイレクト昇華印刷は文字通り生地に直接印刷するため手間がかからずコストを抑えることができるため、現在、横断幕やタペストリー、テーブルクロス、バナー等では最も主流の印刷方法。但し片面印刷の為、スエードやトロマットなどの厚い生地では裏は白になります。
- 対象生地
- ・ポンジ・スエード・トロマット
- メンテナンス方法
-
- 摩擦に弱いので、洗濯には向きません。もし汚れが付いたら、手洗いで軽くすすぐ程度にしてください。
- アイロンは150℃以下で当て布をしておかけください。
- 長期間ご使用にならない場合、高温多湿の場所で保管されると色移りする可能性がありますので、薄い紙などをはさんで冷暗所で保管してください。乾燥剤を入れておくとより安心です。
- もし雨などに濡れた場合は、よく乾かしてから上記場所にて保管してください。
旗・幕ドットコムはココが違う!
「ダイレクト昇華印刷」は通常、シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの4色のみの掛け合わせで色を表現する為、「色域」(表現できる色の幅)が狭く、少し薄かったり淡かったり沈んだりして、色の再現性が若干劣ります。例えば赤、オレンジ、黒、青緑や黄緑は、どうしても再現力が弱く、出すのが苦手な色です。加えてどの色も混ぜ合わせて作るため少し濁って出力されるのが一般的なのですが・・・・当店のダイレクト昇華印刷は、上記の4色にライトシアン・ライトマゼンダ・オレンジ・グレーの4色を加え、計8色で印刷しますので色域が拡がり、苦手なはずの濃い赤やオレンジ、黒、青緑や黄緑も、従来とは比較にならないほど色鮮やかに表現することができます。百聞は一見に如かず!ぜひ生地見本を請求頂き、その目でご確認下さい。そして他社のものと見比べてみることで、それまでこんなモノだと気にも止めてなかった色の違いが分かるはずです。
印刷方法02
昇華転写捺染
様々な生地に染色出来るのがダイレクト昇華印刷と大きく違う点
- 印刷方法
- 印刷する柄を一旦転写紙にインクジェットプリントした後、それを生地に重ね合わせて200℃の高熱をかけることで、昇華転写させる染め方法
- 特徴
- 昇華転写捺染もダイレクト昇華印刷同様、インクジェットプリントなので、写真や画像、グラデーション(濃淡)入りの旗や横断幕、テーブルクロスが1枚から手軽に製作出来ます。ただダイレクト昇華印刷と大きく違うのは、一旦転写紙に印刷する点。この工程があることによって色々な生地に印刷することが出来るのが昇華転写捺染の最大のメリットであり特徴です。正確には印刷ではなく染色になります。片面染めと裏まで染め抜く2通りのやり方があります。鮮やかな発色も特徴です。
- 対象生地
- ・ツイル・遮光スエード・バンテン・帆布・塩瀬・スムース・マイクロファイバータオル
- メンテナンス方法
-
- 洗濯はできますが移染する可能性がございますので、別に洗ってください。 その際、漂白剤等は使用しないでください。家庭用洗剤は普通にご使用いただけます。
- 「水洗い」とご指定いただければクリーニングにも出せます。
- アイロンは150℃以下で当て布をしておかけください。
- 長期間ご使用にならない場合、高温多湿の場所で保管されると色移りする可能性がありますので、薄い紙などをはさんで冷暗所で保管してください。乾燥剤を入れておくとより安心です。
旗・幕ドットコムはココが違う!
ダイレクト昇華印刷は、今現在、のぼりや横断幕、タペストリー、テーブルクロス、バナー等の製作では最も主流の印刷方法ですが、ただ、ポンジ、スエード、トロマット等限られた生地にしか印刷できません。他サイトの取り扱い生地に、その3種が多いのはその為です。その点、昇華転写捺染は特徴のところでも書いた通り、様々な生地に染色可能な為、旗・幕ドットコムでは、取扱製品の推奨生地として上記以外に、ツイルや遮光スエード、綿に近いバンテンや帆布、塩瀬等、多種多様な生地をラインナップしています。昇華転写捺染には片面と染抜き(裏面にも色が付いている)の2通りの製作方法があり、社旗や団旗など靡く旗は裏面も見えますから、当然染抜きの必要があります。しかしながら片面しかできないサイトもありますのでご注意ください。もちろん当店は旗幕専門メーカーとして当然のことながら染抜きが出来る昇華転写捺染機で製作しています。
印刷方法03
溶剤型インクジェットプリント
ビニールターポリン系の生地への印刷方法で、
耐候性(色持ち)の良さが最大の特徴
- 印刷方法
- 溶剤型のインクジェットプリンターで、ビニールターポリン系の生地に直接印刷する方法
- 特徴
- 屋外での使用を想定した一番耐候性(色持ち)の良い印刷方法で、耐用年数は出しっ放しで3~5年です。屋外で常設するような横断幕では安心して使用出来ますのでお勧めです。仕上げ方法は、補強のために周囲にロープ縫い込みをした上で、お客様のご要望や使用用途に合わせて、ハトメや袋縫い加工を行います。ただし、タペストリーなど小さな幕やテーブルクロスの場合はロープ縫い込みをせず、切りっ放しの方がごわごわせず見た目が綺麗です。
- 対象生地
- ・ターポリン・メッシュターポリン・遮光ターポリン
- メンテナンス方法
-
- ビニール生地なので、汚れたら簡単に水拭きできますからテーブルクロスにもお勧めです。
- 折り畳むとインク剥がれの原因になります。
- 引っ掻きに弱いです。
- 長期間ご使用にならない場合、高温多湿の場所で保管されると引っ付いたり色移りする可能性がありますので、くるくると巻いて直射日光、高温多湿を避け、冷暗所で保管してください。
- もし雨などに濡れた場合は、よく乾かしてから上記場所にて保管してください。
旗・幕ドットコムはココが違う!
ターポリン系の印刷物は屋外での耐候性が高いので、ターポリン看板と言われるように、看板のような使われ方も多く、作るサイズも自ずと大きくなります。そこで旗・幕ドットコムでは大きなサイズでも対応出来るよう大型のインクジェットプリンターを完備。ターポリン及びメッシュターポリンに関しては横断幕の幅(縦横短い方の辺の長さ)は4,500㎜(4.5m)まで、両面印刷用の遮光ターポリンは同3,000㎜(3.0m)まで、継ぎなしで1枚もので製作することができます(長い方の辺の長さは20mまで)。ですから実質ほぼ100%、一枚物で製作することが出来ますので、どうぞご安心下さい。
納期も100㎡まででしたら、通常便(原稿確定後6営業日後出荷)はもちろん特急便(原稿確定後3営業日後出荷)でも対応出来ます(但し40枚以上の場合は要相談です)。
印刷方法まとめ
- 印刷方法
- 特徴
- 対象生地
- メンテナンス方法
- ダイレクト
昇華印刷 - ー 印刷方法 ー
生地に直接インクジェットプリントした後、そのまま200℃の高熱をかけて定着させる印刷方法 - ー 特徴 ー
色数を問わず、写真や画像、グラデーション(濃淡)入りの幕製品が綺麗に、しかも1枚から比較的安価に製作出来る。昇華転写捺染は一旦紙に転写するが、ダイレクト昇華印刷は生地に直接印刷するため手間がかからずコストを抑えることができるため、現在、横断幕やタペストリー、テーブルクロス、バナー等で最も主流の印刷方法。但し片面印刷で、スエードやトロマットなどの厚い生地では裏は白になる。 - ー 対象生地 ー
- ポンジ
- スエード
- トロマット
- ー メンテナンス方法 ー
- 摩擦に弱いので、洗濯には向きません。もし汚れが付いたら、手洗いで軽くすすぐ程度にしてください。
- アイロンは150℃以下で当て布をしておかけください。
- 長期間ご使用にならない場合、高温多湿の場所で保管されると色移りする可能性がありますので、薄い紙などをはさんで冷暗所で保管してください。乾燥剤を入れておくとより安心です。
- もし雨などに濡れた場合は、よく乾かしてから上記場所にて保管してください。
- 昇華転写捺染
- ー 印刷方法 ー
印刷する柄を一旦転写紙にインクジェットプリントした後、それを生地に重ね合わせて200℃の高熱をかけることで昇華転写させる染め方法 - ー 特徴 ー
昇華転写捺染もダイレクト昇華印刷同様、写真や画像、グラデーション(濃淡)入りの旗や横断幕、テーブルクロスが1枚から手軽に製作出来るが、ダイレクト昇華印刷と大きく違うのは、一旦転写紙に印刷する点。この工程があることによって様々な生地に印刷することが出来るのが昇華転写捺染の最大のメリットであり特徴。正確には印刷ではなく染色。片面染めと裏まで染め抜く2通りのやり方がある。 - ー 対象生地 ー
- ツイル
- 遮光スエード
- バンテン
- 帆布
- 塩瀬
- スムース
- マイクロファイバータオル
- ー メンテナンス方法 ー
- 洗濯はできますが移染する可能性がございますので、別に洗ってください。その際、漂白剤等は使用しないで下さい。家庭用洗剤は普通にご使用いただけます。
- 「水洗い」とご指定いただければクリーニングにも出せます。
- アイロンは150℃以下で当て布をしておかけください。
- 長期間ご使用にならない場合、高温多湿の場所で保管されると色移りする可能性がありますので、薄い紙などをはさんで冷暗所で保管してください。乾燥剤を入れておくとより安心です。
- 溶剤型
インクジェットプリント - ー 印刷方法 ー
溶剤型のインクジェットプリンターで、ビニールターポリン系の生地に直接印刷する方法 - ー 特徴 ー
屋外での使用を想定した一番耐候性(色持ち)の良い印刷方法で、耐用年数は出しっ放しで3~5年。屋外で常設するような横断幕では一番お勧め。仕上げ方法は、補強のために周囲にロープ縫い込みをした上で、お客様のニーズに合わせ、ハトメや袋縫い加工を行う。ただし、タペストリーなど小さな幕やテーブルクロスの場合はロープ縫い込みをせず、切りっ放しの方がごわごわせず見た目が綺麗。 - ー 対象生地 ー
- ターポリン
- メッシュ
ターポリン - 両面印刷用
遮光ターポリン
- ー メンテナンス方法 ー
- ビニール生地なので、汚れたら簡単に水拭きできます。だからテーブルクロスの生地にもお勧めです。
- 折り畳むとインク剥がれの原因になります。
- 引っ掻きに弱いです。
- 長期間ご使用にならない場合、高温多湿の場所で保管されると引っ付いたり色移りする可能性がありますので、くるくると巻いて直射日光、高温多湿を避け、冷暗所で保管してください。
- もし雨などに濡れた場合は、よく乾かしてから上記場所にて保管してください。