商品を引き立たせるグラデーションのつけ方
2021年10月22日
皆様こんにちは。
旗・幕ドットコムの小林です。
今回は、背景デザインとして人気の高い
「グラデーション」についてお話させていただきたく思います。
グラデーションとは、明暗や色調を段階的に変化させた色味のことを指し、
デザインの現場では
「奥行き」や「立体感」
「透明感」に「柔らかな印象」「高級感」など
実にさまざまなものを表現できるので
とても重宝される配色方法となります。
「デザインに迷ったら、まずグラデーション!」と言っても過言ではないほど
私も愛用している技法です。
グラデーションの色の付け方と、そこから与える印象については
以下のようなものがあります。
↓↓↓↓↓
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【1】(上)明るい色
↓ ↓ ↓
(下)暗い色
下に暗く・重たい色を持ってくることで、ずっしりした重厚感を表すことができます。
全体的なバランス・安定感が抜群なので、
最も扱いやすいグラデーションと言えるでしょう。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
【2】(上)暗い色
↓ ↓ ↓
(下)明るい色
このグラデーションの場合は、少々不安定な印象を与えます。
ただし、うまく活用することで、上から包み込まれるような
安心感を与えることもできるグラデーションです。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
【3】(左)暗い色
↓ ↓ ↓
(右)明るい色
日本人は特に、左→右の順で ものを見る習性があります。
右に明るい色がくると、さらなる広がりを感じるので
スタートを彷彿とさせたい時にはおすすめのグラデーションです。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
【4】(左)明るい色
↓ ↓ ↓
(右)暗い色
3のグラデーションとは逆に、右に暗い色がくると、
広がりが止まったような印象を与えます。
終着点や、ゴールを彷彿とさせることができるのが
こちらのグラデーションになります。
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私たちが何気なく目にするグラデーションも
人間の視覚的な感性を持って見てみると面白いですよね。
ただ、当社で扱う商品もしくは生地によっては
グラデーションの魅力を発揮しにくいものもございます。
例えば、「ポンジ」の生地でのぼりや幕を製作いただく際に
【1】(上)明るい色
↓ ↓ ↓
(下)暗い色
のグラデーションを使うと
上部が色あせたように見えてしまうことがございます。
屋外で商品をご使用いただく際は
上から太陽光が当たります。
薄くて光を通しやすいポンジの生地は、さらに色が明るく見えるので
元から、商品の上部が明るい色だと
余計に色あせたように見えることがある、というわけです。
のぼりや幕の場合は、背景はベタ塗りか
【2】(上)暗い色
↓ ↓ ↓
(下)明るい色
のグラデーションをご使用いただく、
もしくは左右に暗めの色、中央に明るめの色を配置させた
"立体感を表現するグラデーション"をご活用いただくことがおすすめです。
他には、
人の肌が当たる「椅子カバー」等も
グラデーションの入れ方には注意が必要です。
特に背もたれ面の下の方に明るい色を持ってくると
こすれによって色があせたように見えることが・・・。
少し汚れた印象を与えてしまうこともあります。
できれば背もたれ部分は、ベタ塗りでお色を付けるか
もしくは
【1】(上)明るい色
↓ ↓ ↓
(下)暗い色
の濃いめの色のグラデーションで
デザインをお作りいただくことをおすすめします。
グラデーションでの色の付け方が
もっとも難しい商品といえば「テーブルクロス」ではないかと思います。
というのも、テーブルクロスは
その名の通りテーブルにかけて使います。
全ての面を一気に見れる訳では無いので
面によって、グラデーションの見える部分が異なるのが難しいところ。
そこで、背景がグラデーションデザインのテーブルクロスをご検討の際は
是非ともテーブルクロス止めをご活用いただくことをオススメします。
なぜなら、テーブルクロス止めを使うことで、
前面と側面のデザインを統一させることができるからです。
テーブルクロス止めを使った方が、グラデーションの見え方がきれいですよね♪
また、テーブルクロスも椅子カバー同様
人の肌が当たりやすい商品です。
天板に向かって、白に近い明るい色があると
色があせたように見えるとおっしゃる方もいらっしゃいます。
もし、グラデーションを入れることに抵抗がある方は
段階的に色味の異なる「単色の線」を複数重ねた
このようなデザインでテーブルクロスをお作りになるのはいかがでしょうか?
↓↓↓
遠くから見るとグラデーション。
近くで見ると、一本一本がはっきりとした「線」なので
色あせたように見える可能性は低くなります。
ちょっとした工夫で、よりきれいにテーブルクロスを仕上げることができるのですね。
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デザインの表現の幅を
存分に広げてくれるグラデーション。
ただ、商品の形や生地、または使用環境によって
適切な色味は変わってきます。
もし、商品の色味やデザインについてお困りの場合は
こちらのデザイン相談をご活用くださいませ。
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当社デザイナーが、あなたのお悩みを解決いたします。
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当社の売りは、なんと言っても
「完全オリジナル」で商品を作れること。
せっかくオリジナル商品をお買い求めいただけるのですから
お客様が希望される商品をお届けできるよう
全力でサポートさせて頂きたいと思っています。
気になることがございましたら
いつでもお気軽にお声がけくださいませ。
以上、旗・幕ドットコムの小林でした。
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