旗や横断幕を仕上げる3つの方法
2022年11月02日
旗・幕ドットコムではその名の通り、社旗や団旗・部旗・クラブ旗、横断幕などを製作しています。
それらを、屋内/屋外のどちらで使うかによって、お勧めしている生地や周囲の縫製の仕方が異なります。
旗や横断幕の仕上げ方法3選
例えば、ツイルという生地を使用する社旗や団旗・部旗・クラブ旗は周囲の仕上げ方法が三つ折り縫製になります。
屋内向けの横断幕にはポンジやスエードという生地を使用します。その場合、周囲の仕上げ方法は切りっぱなしになります。切りっぱなしと言いましても、ヒートカットという、熱で溶断するカット方法ですので、ほつれてくる心配はありません。
対して、屋外向けの横断幕にはトロマットや帆布、ターポリンといった少し厚みのある生地を使用します。その場合は、周囲の仕上げ方法はロープ縫込みです。
これだけでは何のことかさっぱりだと思いますので、写真を交えながら、上記3種の仕上げ方法「ヒートカット」「ロープ縫込み」「三つ折り縫製」を詳しくご紹介していきます。
旗や横断幕を縫う、作る予定のある方には、ヒントが詰まった内容になっています!ぜひ最後までご覧ください。
旗を作るなら【三つ折り縫製】
簡単に言うと、三つに折り曲げながら縫う方法です(そのままやなぁ〜笑)
このように、生地を折り込みながら2本の針で縫製します。
仕上がりはこんな感じです。
社旗や団旗・部旗・クラブ旗はこの仕様で製作しています。
耐久性が必要だけれど、風にも軽やかになびかせたい・・・
そんな旗の仕上げに適しているのが、こちらの三つ折り縫製なのです。
家でもできる?
当社では工業用のミシンを使っているため、布の端を折り曲げながら、2本の糸で同時に縫うことが出来ます。
「じゃあ家で旗を作ろうと思っている私には無理だわ〜」というアナタ!ご安心下さい。2本針のミシンが無くても、三つ折り縫製に似た加工ができますよ。
三つ折り縫製ではなく、三つ巻縫製と言います。
主にのぼり旗を縫製する時の縫い方で、1本針でも縫えます。
「押さえ」という器具が必要にはなりますが、1000円程度で購入することができますよ。
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2本針ではないので、強度の面では三つ折り縫製には劣りますが、自宅の家庭用ミシンでも簡単に縫うことができます。家での製作にはこの方法をお試しください。
手旗や屋内用の横断幕なら【ヒートカット】
先程も少しふれましたが、熱で生地を溶かしながらカットする方法です。
当社で扱っている生地は全て化繊なので、熱で溶かすと端がほつれてきません。ヒートカットなら簡単に生地の端の処理が出来ます。
生地を溶かして固めるので、ほつれることはありません。風の影響を受けない屋内用の横断幕や手旗などなら、このヒートカット仕上げで十分なのです。
屋外の横断幕なら【ロープ縫い込み】
その名の通り、ロープを縫い込みながら生地を折り込む縫製方法です。
三つ折り縫製の中にロープが入っているイメージです。
仕上がりはこんな感じになります。
端の少しポコっとなった所にロープが通っています。
風などの影響を受ける屋外用の横断幕や応援幕では、こちらの仕様が標準になります。ロープを縫い込んでいるので端がほつけにくく長持ちします。
「じゃあ丈夫になるなら、全部このロープ縫込みで良いんじゃない?と思われるかもしれませんね。
丈夫にはなるのですが、ロープを縫い込む分、横断幕が重くなってしまいます。どこかに固定する場合は良いのですが、旗のようにひらひらと靡かせる場合には不向きなのです。
屋外でつけっぱなしにする、横断幕や垂れ幕、養生幕には向いている縫い方といえます。
この仕様をお勧めする商品
垂れ幕・横断幕(屋外向け)の詳細はこちら
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より詳しく知りたい方へ
今回ご紹介した三つ折り縫製やロープ縫込み含め、ミシンを使った縫製の様子を動画でご紹介しています。
実際に旗や横断幕を縫って製作している様子が見れますので、大変参考になるかと思います。是非ご覧くださいませ。
まとめ
今回は旗や横断幕を仕上げる方法を3種類、ご紹介しました。
旗を長持ちさせる方法、縫い方が知りたいという方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
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最後になりますが、団旗なら三つ折り!屋外の横断幕ならロープ縫込みでないといけない!という訳ではありません。
「屋外だけど、写真撮影がメイン。ゴワゴワしているのは嫌なので、ヒートカットだけでOK!」「屋内で使うけどしっかりした横断幕が欲しいな…」
など、お客様によってご希望の仕様は様々あると思います。使い方を教えていただければ、最適な仕上げ方法をご提案させていただきます。
困ったことやお悩みのことがあれば、先ずはお気軽にお問合せくださいね♪
旗・幕ドットコムの長倉でした。
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