背景の色で、メッシュターポリンの色はどれぐらい変わる?
2020年09月16日
皆さんこんにちは。
旗・幕ドットコムの辻です。
今回は、弊社で取り扱っている生地の「メッシュターポリン」が
どのぐらい背景色の影響を受けるのかについてお話したいと思います。
その前に、「メッシュターポリン」について簡単にご説明します。
メッシュターポリンとは、ターポリンというビニール生地に、
1mm程度の穴が無数に空いた生地です。
穴が空いている分、通気性が良いため
風の影響を受けやすい場所では、幕が破れるリスクを減らすことができます。
また、重さは通常のターポリンの約半分なので
持ち運びがしやすいというメリットもあります。
そんな便利なメッシュターポリンですが
色に関しては、紙やモニターで確認した色と比べると
薄く見えることがあるようで・・・
先日、商品をご覧になられたお客様から、
「紙で見た時より色が薄いと感じた」とお声をいただきました。
そこで、今回のブログでは、
メッシュターポリンに印刷したものは実際どうなのか、
本当に薄く見えるのか?!
を考察してみましたので、ご覧ください。
下の写真は、メッシュターポリンと、
穴の空いていない普通のターポリンを比べたものです。
どちらも全く同じデザイン、色で印刷しています。
更に拡大してみたのがこちらです。
ターポリンと比べると、右側のメッシュターポリンは透けて見えますね。
とは言え、ぱっと見て大きく色が違うという程ではありませんね!
これはちょっと予想外でした。
(濃い色で印刷したことと、比較的近い場所から撮影した為かもしれません)
薄く見えてしまう理由に、生地の特性以外で何かあるとしたら
背景の色も関係しているかもしれないと思ったので
背景を変えて、見え方を確認してみることにしました。
思えば、メッシュターポリンを使った垂れ幕などは、
マンションの2階以上の高さにあるベランダから垂らしたり、
建築工事現場の防音シートを背景に設置したりと、
すぐ後ろの色が映りこみやすい環境だと言えます。
用意した背景色は、グレー、水色、黒、白です。
(お客様の製作事例に多かったためです)
それでは一気に見てみましょう。
色の違いを見てみると、全体的に最も淡く、背景も透けて見えるのは
背景が白色のものだということが分かります。
検索窓に着目すると、「検索」の文字が読みづらくなっていますね。
一方で、灰色や黒色の背景だと色が濃く見え、
透け感もそこまで気になりません。
青色は、強いて言えば少し青っぽくなっていますが、
色の見え方は、灰色や黒色の背景に近いですね。
以上のことから、メッシュターポリンを使う時、
色誤差を最も少なくできる環境は
背景が黒色(黒っぽい)時だということが分かりました。
いかがでしたでしょうか?
私は、今回のブログを書くに当たって色々考察する前は、
背景によってメッシュターポリンは、もっと見え方が変わると思っていました。
でも実際には、そんなには変わらないんだぁ〜という印象です。
このぐらいの誤差であれば、設置後の色誤差で
問題になることは少ないのではないでしょうか。
唯一、白っぽい背景の時は、色はちょっと薄く見えますので
写真を入れる場合はできるだけ濃いめの写真を選んだり
重要なことが書かれている文字は、なるべく濃い色を使ったりしてみましょう。
ちょっと、このブログの趣旨から脱線しますが
メッシュターポリンの特性ではなく
「手元に届いた商品の色が、自分の想像よりも薄い」といったことも、
実は少なくありません。
「DIC」をはじめとした、全国共通の色番号でご指定いただけましたら
できるだけ色誤差を少なくすることができます。
その他の方法もございますので、詳しくはこちらをご覧ください。
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http://www.order-noren.com/blog/home/archives/000328.html
皆様にとって、思い通りの商品が届いたと
喜んでいただけるように、私達も協力させていただきます。
その他、もっとこんな背景色のパターンが見てみたいなど
ご意見がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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以上、旗幕ドットコムの辻でした。
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