手旗のおすすめの配色
2018年12月25日
こんにちは
旗・幕ドットコムの辻です。
ハクロマークのデザイン部では、月に一度、勉強会を開催しています。
先日の勉強会は、
「色相環(しきそうかん)を意識して配色をしよう」
という内容でした。
色相環って一体何のことだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
簡単に言いますと、色を円状に並べたもので
目立つ配色などを選ぶ際の目安になります。
このような画像を見たことはありませんか?
上の画像が、色相環と呼ばれるものです。
アルファベットは、すべて色名の頭文字からとった文字です。
Rはレッド、Yはイエロー
YRはイエローとレッドが混ざりあったイエローレッド(オレンジ)、
GYはグリーンイエロー(黄緑)です。
私たちデザイナーに、一番多いお客様からのお問い合わせやご要望は、
「どんな色がいいですか?」や「目立つ配色がいいです」など、
色に関することが多いので、今回の勉強会に至ったわけですが、
せっかくですので今回のブログでは、勉強会で学んでことをシェアさせていただきます。
興味のある方は、どうぞご覧ください。
配色ルールは沢山ありますが、今回は3つに絞ってご紹介します。
@補色色相配色
A類似色相配色
B分裂補色配色
@補色色相配色
補色色相配色は、色相環で正反対に位置する色の組み合わせです。
左側にある、弊社の「手旗のデザインサンプル」を
補色の色相に変更してみたのが右側の手旗です。
補色配色の手旗の方が、
手旗の外(黒い枠線の外)へと視線が流れにくくはないでしょうか?
補色は、色がどちらも主張してくるため
結果的に目立つ(目に止まりやすい)ようになります。
とにかく目立たせたいという場合は
補色の組み合わせをすると、長く人の目を留めやすくなりますよ。
次に、類似色相配色をご紹介します。
A類似色相配色
類似色相配色は、色相環上で隣り合う3色の組み合わせです。
上でご紹介した補色配色と比べると、落ち着いた色合いになりますね。
類似色相配色は、同一色を使用したグラデーションが透明感を表現するのと同じように、
どこか透明感のある雰囲気を醸し出してくれます。
また、類似色相配色は文字の可読性も高くなります。
先程と同じデザインの手旗で、
補色配色のものと類似色配色のものとで比べてみましょう 。
円の中にある文字の読みやすさに着目してみると…
色の主張が強い補色配色の方が
「HAKURO PINGPONG CLUB」と読むのに少し時間がかかりませんか?
読む際に、文字へ集中したくても
補色の特性で、色の情報が目に飛び込んでくる為です。
何を目立たせたいかを考え、どんな配色がいいのか
一度考えてみると、良い配色が見つかるきっかけになります。
もちろんデザイナーにご相談いただいても問題ございません。
最後に、分裂補色配色をご紹介します。
B分裂補色配色
分裂補色配色は、1つの色と、その補色と隣り合う2つの色の組み合わせです。
文章で読むと難しいですね。色相環で言えば、ちょうど色同士の位置関係が
二等辺三角形のようになっているところの配色です。
分裂補色配色は、正反対の色を使って目立つ要素を取り入れつつ(補色色相配色)、
類似色も扱うという(類似色相配色)、上でご紹介した2つの配色ルールを足したようなものです。
メインカラーが決まっている状態で、あとの色は何を使おうかな…と悩んだ時など、
ぜひ分裂補色配色を使ってみてください!
今回は、手旗のデザインサンプルを元に色についてご紹介しました。
みなさんが手旗などを製作される際の、参考資料にしてください。
以上、旗・幕ドットコムの辻でした。
手旗のページはこちら↓↓↓
https://www.hata-maku.com/product/hata_small.html
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