「横断幕を作りたいけれど、どんなフォントを使ったらよいの!?」とお悩みではありませんか。
書体を変更すると雰囲気がガラッと変わるほど、デザインにおけるフォントの重要度は高いです。
本記事ではフォントの重要性をお伝えした後に、イメージ別のお勧めフォントを12個ご紹介。どのような場所に最適かも併せて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
デザインにこだわるなら、適切なフォント選びが欠かせません。最適な書体を見つけて、訴求力の高い横断幕を作りましょう。
フォントの重要性
冒頭でも述べましたが、フォントが変わると受け手の印象は大きく変わります。
百聞は一見に如かずですね。こちらをご覧ください。

力強い書体が、コース焼肉のガッツリ感を表現しています。ボリューム満点で、お腹も心も満たしてくれそうです。
では、こちらはどうでしょうか。

極端ではありますが、かなり弱々しい印象を受けます。内容やコンセプトに対して、フォントが合っていないと、このような違和感が生まれます。
事例からも分かる通り、書体は届けたいメッセージやコンセプトを伝える上で、大きな役割を担っています。例えば、フォーマルな場面ではかっちりとした書体、カジュアルなイベントには楽しくポップな書体が最適です。
最適なフォントを選ぶことで『メッセージを適切に伝える』手助けになります。
【イメージ別】お勧めフォント12選
書体を決める上で大切なのは、伝えたい内容やコンセプトが持つイメージを明確にすることです。
・懐石/日本料理のお店⇒和風で力強い
・若い女性をターゲットにしたイタリアンレストラン⇒可愛らしくて親しみやすい
といった具合です。
ここからは4つのイメージを取り上げ、それぞれにお勧めのフォントを紹介します。
かっちり/新聞のような

お勧めの利用シーン/場所
・記念行事や式典
・学校(入学式/卒業式)
・安全大会 ・イベントの告知
かっちりとした書体は、正確さや信頼性を強調する際に適しています。このような場面にもってこいのフォントは以下の3つです。
ゴシック体

ゴシック体は、均一な線幅が特徴の書体。縦と横の太さが一定で、面積が大きいため、遠くからでも視認し易いです。ただ、複雑な漢字は潰れてしまうことがあるので、読みにくくないかは注意が必要です。
極太楷書

極太楷書は、読みやすさと筆の力強さを兼ね備えています。強調する(目立たせるため)には有用ですが、重たくなってしまうので、長文にはあまり向いていません。優勝旗に飾るペナントで『優勝』や『チーム名』によく使われます。
明朝体

小さな文字サイズでも読みやすく、本や印刷物で使用されるフォント。ただ横線が細いので、インパクトには欠けます。説明文のように、文字が多くなる際にお勧めです。
和風/筆文字/力強い

お勧めの利用シーン/場所
・飲食店
・スポーツの応援
・お祭り
・アート作品
筆文字は手書きの風合いが親しみやすく、日本人に好まれる傾向にあります。個性を出したい場合にも、お勧めです。
昭和行書

行書と聞くと、何だか細い線をイメージしませんか?ご安心ください。昭和行書は太くて存在感があります。崩れすぎず、割烹料理・料亭のような高級感を出したい場合にも最適です。
闘龍

鬼滅の刃で使われている書体。筆をグッと押し当てたような力強さを感じます。【蕎麦】のように、漢字が複雑であればあるほど、重厚感があってカッコ良いです。
大髭

ひげ文字は、極太の筆で勢いよく描いたような力強い書体のこと。その中でも、丸みを削ぎ落とし、ハネを力強く表現したのが大髭です。特に大漁旗でよく使われます。
カッコいい/細め/スタイリッシュ

お勧めの利用シーン/場所
・会社説明会/展示会
・美容院
・カフェ
・スポーツチーム
・ゲストハウス
・結婚式
スタイリッシュな書体は、その細やかな線やデザインにより、洗練された印象を与えます。モダンで現代的なイメージにぴったりで、美容院やカフェにお勧めです。
リュウミン

リュウミンは線のバランスが取れており、読みやすさと視覚的な美しさを兼ね備えています。通常の細い線からボールド、エクストラボールド等、様々なウェイトが用意されており、シーンに合わせて使い分けできるのも魅力の一つです。
Century

Centuryはシンプルで読みやすいのが一番の特徴。そのため汎用性は、ずば抜けて高いです。裏を返せば、派手さを求める場面には適しません。フォーマルな場面や長い文章を書く際に、使ってはいかがでしょうか。
Trajan

約2000年前の古代ローマで誕生したフォント。GODIVAのロゴは、Trajanがベースになっています。クラシカルでエレガントな雰囲気を持ちますが、ローマ字しか使えないのが難点。汎用性は高くありませんが、風格や高級感を売り出したい場合にはとてもお勧めです。
丸め/可愛い/ポップ

お勧めの利用シーン/場所
・商店街
・カフェ
・エステ/マツエク/ネイルサロン
・こども会
丸みのある可愛いフォントは、楽しさを表現する手段として効果的。特に女性や子供向けの場面で活用されます。丸みは柔らかさを連想させるため、親しみやすい印象も与えてくれますよ。
丸ゴシック

文字通り、ゴシック体に丸みを付けた書体。見やすさはそのままに、可愛らしさや親近感がプラスされています。かと言って砕けすぎることもなく、ポップなデザインからシンプルな文章にまで、幅広い用途で使えるのが丸ゴシックです。
すずむし

すずむしは、筆ペンで書いたような可愛らしいフォルムの書体。ほどよく崩したラフ感が、他にない親しみやすさを演出します。軽快さとPOPなイメージから、甘いもの(スイーツやジュース)を扱うお店によく合います。
ロマン雪

大正から昭和にかけてをイメージして作られた書体。いわゆる大正ロマンの雰囲気です。近年のレトロブームによって、見かけることが増えました。喫茶店や駄菓子屋だけでなく、謎解きゲームのようなミステリー感を出す際にもお勧め。
まとめ:横断幕に使えるフォント
本記事では、横断幕にお勧めのフォントを、イメージ別にご紹介しました。
先ずは、伝えたい内容やお店のコンセプト、応援する選手のイメージを明確にし、そこから逆算してフォントを選びましょう。
内容とフォントに統一感があるだけで、格段に訴求力が上がります。カッコいいだけでなく、想いが伝わる横断幕を作るために、少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです。
ご注文前でも、デザインに関するご相談を受け付けています。気になることがあれば、お気軽にご連絡ください!
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初めての横断幕作成の場合、サイズや生地など、分からないことが多いと思います。些細なことでも、お気軽にお問い合わせくださいね。
