オリジナルタオルを綺麗に仕上げる為のデザインの注意点
2020年02月25日
旗・幕ドットコムの店長福本です。
旗・幕ドットコムの商品ラインナップの一つにオリジナルのタオルがあります。
記念品としても人気ですので、是非ともご検討なさってください。
https://www.hata-maku.com/product/towel.html
そこで今回は、オリジナルタオルを綺麗に仕上げる為の、
デザイン上の注意点をご説明します。
よろしくお願いします。
弊社のタオルは、印刷面にあたる表面はポリエステル100%で、
裏面は柔らかく肌触りもGOOD!な綿100%のマイクロファイバータオル(中国製)です。
この印刷面と転写紙を重ねて「昇華転写捺染」という方法で製作します。
どのように作られるのか、
こちらの動画で、実際にタオルを印刷しているところがご覧いただけます。
ただこのタオル地は布製品の為、
きちんとした四角形ではなく歪んで(ゆがんで)います。
あまりに歪みが大きいタオルは検品の段階で弾きますが
どうしても多少のゆがみがあります。
下の写真は印刷前のタオルで、綺麗な長方形ではないのが分かると思います。

その上、動画でご覧いただいた通り、
手作業でタオルを載せますので、
製作過程でどうしても10o程度のズレが生じます。
このような状態で普通に印刷すると、
結果、以下のような仕上がりになってしまうことがあります。
こちらは、上の辺と左下に色が入らずタオル生地の白色が残っているのが分かります。

こちらの写真では右端のクマのキャラクターが切れてしまっています。

しかし、印刷用のデータに、ある工夫をすることによって
このようなズレを目立ちにくくすることが出来るんです!
下のタオルの図をご覧下さい。
白色の点線がタオルの実際のサイズですが、印刷データを作る場合は
周囲を20mm大きくしたデータを作り印刷します。

するとこのように、多少のズレがあっても問題なく仕上がります。

クマさんのタオルのように切れると困るような柄の場合は、反対に
実際のタオルサイズより20mm程度内側に配置すれば、多少のズレがあっても柄が切れることはありません。
下側のピンクの部分は、上の例と同じでタオル生地の白色が出ないよう外側に20mm太らしをします。

右端の切れていたクマのキャラクターも綺麗に入ってますし、下のピンクの部分も白く欠けたりしていませんよね?

ただ残念ながら、お客様の希望するデザインによっては、
このような工夫だけでは綺麗に仕上がりにくいものもございます。
以下に、綺麗に仕上がりにくい代表的なデザインと、どうしてもそのデザインで印刷したい!という場合の対処法(本来は印刷ズレが目立ちやすいためお勧めはしておりません。あくまでズレを目立ちにくくする方法ということでご理解下さい)をご紹介します。
綺麗に仕上がりにくいデザイン例@
・額縁のように周囲に縁が付くデザイン
このようなデザインは縁の幅が均等に印刷できない為お勧めはできません。
縁の線が細ければ細いほどズレが目立ちます。

どうしても周囲に縁のあるデザインが良いという場合は、周囲の縁を可能な限り太くして下さい。
そうすれば目立ちにくくなります。

綺麗に仕上がりにくいデザイン例A
・デザインの上下・左右だけに細いラインが入っているデザイン
こちらも原因と対策は上記のデザインと同じです。

線を太くすればズレは目立ちにくくなります。

ここまでお伝えしましたように、タオルはきちんとした長方形ではないため
お客様の希望するデザインでは綺麗にいかない場合がありますので
予めこうした注意点を踏まえ、デザインをご検討なさってみてください。
もちろん旗・幕ドットコムにご相談いただければ、問題ないデザインか、
もし問題がある場合は、どうしたらズレが目立ちにくくなるか、
デザインをご提案させていただきますので、どうぞご安心下さい。
卒団記念品としてオリジナルタオルが、もらった人の一生の宝物になるよう
心を込めてお手伝いさせていただきます。
オリジナルタオルの製作はこちら
https://www.hata-maku.com/product/towel.html
以上、
旗・幕ドットコム店長、福本でした。
お客様の要望をベースに作り上げていく、オリジナルののぼりや旗、幕、のれん、看板を、6つのインターネットショップを通じて受注、全国に製造販売。
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