教えて!Q&A

横断幕の素材(生地)について、それぞれの特徴や選び方を教えてください。

用途や使用環境、予算によって最適な素材が変わりますから、悩ましいですよね。

詳細ページでご案内の通り、当サイトでは横断幕に相応しい素材を5種類用意。こちらのページでは、それぞれの素材についてご説明します。



ターポリン
何よりも耐久性重視なら断然、ビニール系のターポリンがお勧めです。3年間は屋外に出しっ放しでも大丈夫な程です。
耐久性とインクの色持ちは、他の素材を寄せ付けない「ターポリン」の一番の特徴です。

しかも一番丈夫にもかかわらず、価格が安いのも人気の理由です。それは、素材が塩ビだから。汚れたら手軽に拭けるというのも、ビニール製ゆえのメリットですね。

「ターポリン」は丈夫なので、屋外に常設する看板としてもよく使われます(下写真)。
通常の看板は業者に頼まないといけませんが、ターポリンは自分で設置・取付や交換が簡単に行えます。

 

遮光ターポリン
「ターポリン」は片面印刷ですが、裏面にも印刷をしたいという場合は「遮光ターポリン」という素材があります。生地感はほぼ「ターポリン」と同じですが、生地の中層に遮光材をサンドしているため、両面印刷しても裏写りしないようになっています。 

「遮光ターポリン」は、街路灯や集客施設、駅等に設置されている両面印刷のバナーなどによく使われます(下の写真)。イベントの告知/宣伝には、最も適している素材です。

 

メッシュターポリン
遮光を含め、ターポリン素材の欠点を強いて上げるとすれば、丈夫な分、他の生地に比べて重いことです。そこで、このターポリンのマイナス面をカバーするために開発されたのが「メッシュターポリン」です。


材質は「ターポリン」と同じビニール製で丈夫なのですが、風除け対策のために無数の穴(空気ぬけ)がたくさん開いており、その分軽量で扱いやすくなっています。その扱いの良さから、近年とても人気の素材です。

ただ、穴が空いている分細かい文字は読みにくく、設置環境によっては背景が透けてしまい内容が見えにくい場合もございます。
細かい文字やお写真を入れる場合は、「ターポリン」の方がお勧めです。

下の写真のように、大きな文字でレイアウトし、ビルや学校の屋上から垂らす懸垂幕や横断幕、工事現場の養生幕(現場シート)を作る場合に「メッシュターポリン」はお勧めです。「ターポリン」に比べ軽量なので設置もしやすいですよ。

メッシュタイプを含め、「ターポリン」は質感がビニールですので、もしかしたら好き嫌いがあるかも知れません。
ただ、取り外しはしない、ずっと屋外で付けっ放しで使う場合は、耐久性に特化した「ターポリン」が非常にお勧めです。

 

トロマット
付けたり外したりが多い場合は「トロマット」がお勧めです。「トロマット」は化繊系の素材で、軽いのが一番の特徴だからです。


かといって、同じ化繊系でのぼりに使われる「ポンジ」のような薄い生地ではありませんので、布系で、かつ丈夫でなおかつお手ごろ価格で屋外の垂れ幕や横断幕を製作したい方には、おすすめの素材です。

化繊なので光沢があり、軽快・カジュアル・おしゃれなイメージを醸し出します。メンテナンス面に関しては、洗濯は不向きですのでご注意下さい。手洗いで軽く洗う程度になります。それは製作方法が「印刷」だからです。

どんな作り方か簡単にご説明しますと、版を作らずに生地に直接インクジェットプリントし、そのまま200℃の高熱をかけて生地にインキを昇華させるダイレクト昇華印刷という方法になります。 この後説明する「帆布(はんぷ)」よりも、発色(色の鮮やかさ)は若干劣ります

「トロマット」は試合の度に設置するスポーツの応援幕や、年に数回しか使わない安全大会の幕などで費用を抑えたい場合にお勧めです。ターポリンとは違って、折りたためますので、持ち運びや保管にも困りません。

 

帆布
最後は、綿系の「帆布(はんぷ)」です。これはビニール製でも化繊でもなく、綿素材でしっかりした横断幕を作りたい人向けの生地です。

「帆布」とはご存知の通りエコバックによく使われる、キャンバスのような厚手の綿素材ですが、それに似せてポリエステルで作ったのがこの生地。かなり丈夫でしっかりしており、しかも綿風ですから、柔らかい落ち着いた風合い・手触りは、他のいずれの生地にもない特徴のひとつです。

製作方法は、「トロマット」のところでご説明したダイレクト昇華という「印刷」ではなく、昇華転写捺染と言う「染め」で、インクジェットプリンターでまず転写紙に出力、生地と重ね合わせて200℃の高熱で転写、昇華させる方法です。

正真正銘の染めですので、布生地自体の風合いを残しながら、柔らかな仕上がりになるのが特徴です。発色も「トロマット」よりも鮮やかです。

価格は、両面印刷用の遮光ターポリンは別にして、一番高くなります。ただしこの生地は、ご家庭で洗濯することができますし、クリーニングに出すことも可能です。

帆布はお店の前に看板として設置する垂れ幕や、しっかりした応援幕をご検討のお客様にお勧めです。
 

 

初めて横断幕を作る方にとっての不安は、実物(素材の質感や発色)が事前に見れないという点でしょう。オリジナル商品をネットで注文することに、少なからず抵抗があると思います。

「そんな方の不安を解消したい」「安心してお任せいただきたい」という想いから、当社では生地見本帳を無料でご用意しています。実際の印刷方法で制作しているので、きっとイメージが膨らむと思います。

 

【生地見本帳請求】
https://www.hakuromarkss.jp/sample_form/hata-maku/


詳細ページでは、サイズをご入力いただくだけで、各素材の価格が表示されます。比較検討にとても便利なので、ぜひご利用ください。

【金額を知りたい方はこちら】
https://www.hata-maku.com/product/maku_out/#ctg-price

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